カブり気振れ

カブと山とカメラの日常

C50カブで北海道一周 22日目(2017年9月11日)

 

気がついたら旅からすでに1年以上経過してますねw

決してブログの存在を忘れたわけではありません。引き続きこのくらいゆるくやっていこうと思いますw(話が進まないw)

 

北海道ツーリング22日目、本州に再上陸した2日目の帰路。

この日は秋田大館市からひたすら南下します。

スケジュール的に山形市内辺りまで進みたいところですが、これが意外と遠い。

300km近い距離を走行しなければならないので、ハードな1日になりそうです。

 

快活CLUB 大館店 → 田沢湖

この度2回目の宿泊となったネットカフェ。

いつも快活CLUBを愛用しているのですが、簡易宿泊地として意外とおすすめです。

PM8:00からAM4:00までの入店(店舗によって時間は違うかもです)であれば8時間のナイトパックが適用されて、約1500円で滞在することができます。8時間で足りない方には12時間でも2200円のパックもあって、安く宿泊することができます。

シャワー付きですし(+300円)、フラットシートなら割と大柄の成人男性でも難なく寝そべることができます。ブランケットやまくらの貸出もあるので、無装備での来店でも大丈夫そうです。

そして、6:00~10:00ごろまでモーニングサービスがあり、無料で食べることができるんです!食パントースト、フライドポテト、コーンという質素な内容ではありますが、貧乏ツアラーには非常に助かる!トーストが5枚切りの半分ぐらいと量が少ないので、+100円でWモーニングにすると良さげでした。ドリンクバーのコーンスープや味噌汁などと合わせると尚goodです。

ソフトドリンクも充実してますし、ソフトクリームも食べ放題!

PCは全台SSD化されてるので普通のブースのPCでも爆速です。

普段遣いの漫画喫茶としてはもちろん、終電を逃した際や、各安宿としても使えるのが快活CLUBなのです!このクオリティが全国チェーンであちこちあるのが凄い!

個人的におすすめのネットカフェです。 

 

さあ、無駄にネットカフェについて熱く語ってしまいましたが、朝は6時。

今日は山形~福島方面に向けて出発です。

 

まずは道中の観光スポット田沢湖を目指します。

大館市からだと国道341号から八幡平経由でゆく山道か、国道105号線で行く山避け平坦ルートのどちらかになります。

国道341号経由で行くと、八幡平や玉川温泉など魅力的な観光スポットが多数あるのですが、なんせこの日は300kmのロングライド予定。非力なカブだと山道は鈍足になるので、平坦コースで行くことにします。

 

大館の市街地を抜けると一気に本州の田舎風景が。

田園地帯をトコトコ2時間半。

最初の目的地、田沢湖に到着です。

 

売店できりたんぽを購入w 

 

お土産屋に秋田犬がいました。ザギトワブームだったから、ひっそりしてて寂しそうな感じでしたwでもかわいい。

 

サクッと休憩して、今日のメインの目的地へ移動!

 

田沢湖 → 乳頭温泉郷 鶴の湯温泉

今日の行程で一番寄りたかったのがここ、乳頭温泉

入り口からこの雰囲気!機体が持てます。 

 

大人600円を払って入場!

が、なんとこの日、月曜日は清掃のため露天風呂には入れないとのこと!

一番期待してたのになんてこったい /(^o^)\

 

しかし、白湯、黒湯、中湯に内湯にはそれぞれ入れるので、それぞれじっくり堪能してやりました。

それぞれ源泉が違うのですが、入り比べるとたしかに色の濃さや匂いの違い、肌触りが違うのが分かりました。

次はぜひ冬の次期、宿泊で来てみたいですね。

 

乳頭温泉山形県沼木温泉 辻ヶ花

お風呂からあがって時刻は12時過ぎ。目的の山形市内まではあと200km。

これは到着は夜になっちゃうなー

 

 が、ひたすら前進するしかありません。

再び十和田湖をかすめて仙北市へ。そこからは秋田新幹線沿いの道で角館方面へ。

時より真横を通る新幹線に驚き感動しつつ、角館付近まで一気に南下。

角館からは、大曲を経由せず、ショートカットして南下できる広域農道のルートで進んでみました。広域農道は2車線で綺麗に整備された割に、車や信号が少なく、結構快適に走れるので、ツーリング中に見つけたときにはよく使わせてもいらってます。

特に、カブのようなトコトコ走るバイクに乗るときは、他の車に邪魔されず、かつ邪魔することなく走れる道なので、おすすめです!

 

広域農道のおかけげでノンストップで一気に横田市に入ることができました。

ここからは国道13号に入って進みます。一気に交通量が増え、トラックにビビりながらもなんとか山形市内に突入ー。

が、市内に入った途端雨がパラパラ。カッパを着込むも、中心街に入る頃にはずぶ濡れ。ここでキャンプは諦め、満喫宿泊へ路線変更ー。

とりあえず、冷えた体を温めるために、温泉へ。 

 

沼木温泉 辻ヶ花 → 快活CLUB 山形南館店

沼木温泉 辻ヶ花

山形市の中心街に近い場所にあるのに、結構広くて、きれいな温泉でした。

そして、入場料が350円と異常に安いw銭湯並みの料金で入浴できます。

お湯は緑がかった透明色、ナトリウム塩化物泉。

循環加水有りとのことですが、塩素臭は特に感じられず。

サウナもありますし、この値段入れるでサウナ有りの温泉なんで他にないんじゃないでしょうか!??

非常にコスパの良い温泉でした。

yamagata-clip.com

 

さっぱりした後は、お馴染み快活CLUBで22日目終了です。

 

走行距離:344km

走行ルート:

走行ルート

 

C50カブで北海道一周 帰郷編 21日目パート2(2017年9月10日)

 

 

お久しぶりですー(・ω<)

なんと前回から数ヶ月ぶりの更新となりました。

すっかりと忘れられつつある当ブログですが、こっそり更新していきますよ!w

 

今回は北海道ツーリングから本州へ戻った帰郷編。21日目の後半を綴ります。

 

北海道ツーリングの1日目はこちら

 

21日目の前半はこちらです。

 

 

恐山 → 酸ヶ湯温泉

時刻は10時過ぎ。

恐山を後にして、今度は下北半島を南下してゆきます。

R279に入ってからは津軽湾沿いに進みます。

途中の道の駅で安かったおこわおにぎりとホタテの素揚げ?を食らう。

 

 

その後はR4に合流して七戸まで爆走。

このまま4号線を進むのが最短なのかもしれませんが、まだまだ寄り道をしていきます!

 

せっかくここまできたので、八甲田の温泉に寄りたいと思います。

R394から八甲田・十和田ゴールドラインへショートカットして入ります。

 

このショートカットした道がまた気持ちよかった。

奥羽牧場沿いにある小道で、牧場の中をぶった切る並木が北海道を思わせるようで、懐かしいような気持ちになりました。

写真を撮らなかったのが悔やまれます!

参考画像:家畜改良センター 奥羽牧場

http://www.nlbc.go.jp/ouu/photo-gallery/bokujyonofuukei/image3.jpg

http://www.nlbc.go.jp/ouu/photo-gallery/bokujyonofuukei/

 

 

そして八甲田・十和田ゴールドラインに入り、山登り。

1速、2速でゆっくりトコトコ峠を登っていきました。

 

白樺並木のトンネルがあったり、高度をを上げるとハイマツ帯に入り、山岳地形の要素が漂ってきたり、変化に飛んで楽しい道でした。

 

何台かの車に追い抜かれつつ、お目当ての温泉に到着。

八甲田の名湯、酸ヶ湯温泉です!

 

酸ヶ湯温泉といえば、なんと行っても名物「ビバ千人風呂」ですね。 

総ヒバ造りで建てられた浴場は大正時代に築造され、非常に趣があります。

広さも160畳あるとのことで、実際は言ってみると、写真で見る以上に天井が高く、広かったです。

混浴ですが、高めの壁が脱衣所から湯船まで経っているので、比較的女性でも入りやすそうでした。

泉質はPHが低めな酸性の硫黄泉。お湯を舐めてみるとたしかに酸味があります。濃度が高く、湯治には良さそうですね。

名湯の名にふさわしく、非常に満足できる温泉でした。

 

酸ヶ湯温泉奥入瀬渓流十和田湖

さっぱりしたところで次のスポットへ。

ゴールドラインを十和田方面に進み、奥入瀬渓谷に入りました。

奥入瀬渓流十和田湖から焼山までの14kmの流れを言うそうで。

ここもところどころ立ち止まりながら進むことにします。

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この日の奥入瀬渓谷は雨のあとなのか、すこし濁りがかっている様子。

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石ケ戸付近。こんな流れが緩やかなところもあるんですね!

 

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奥入瀬渓谷では特徴的な流れが場所に名前がついているんですね。

こちらは有名な阿修羅の流れ付近。

 

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水流の渦。スローシャッターでパシャリ。

 

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滝もいくつかあって、瀑布街道とも呼ばれてるとか。

こちらは雲井の滝。

 

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上流に行くにつれて水がきれいになってきました!

 

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こちらは銚子大滝。
落差は小さいですが、幅が広く、奥入瀬川の流れが一気に落ち込み、非常にダイナミックです。

そんなこんなで十和田湖へ到着。

 十和田湖についた頃には夕暮れに。

 

十和田湖 → 大館

ほんとうは十和田湖のキャンプ場に泊まるつもりですが、シーズン外れのキャンプ場は人気がなく、テントを張るには勇気がいる雰囲気・・・

おまけに付近にコンビニもないので、街まで下ることにしました。

道中、ついにカブのメーターが3万キロを突破!

 

この日は大館市内の満喫に泊まることに。

満喫の隣りにあった見覚えのある建屋のごはん屋で夕食。

これが意外と当たりでした。

かつ重と讃岐うどん小のセット。@800円

結構お客が入っていて人気店の模様。

ハローマック跡地が有効活用されてて謎の感動w


 

ちなみに泊まった満喫、快活CLUB大館店ですが、2018年の2月に閉店になった模様w

結構平日でも賑わったと思ったんだけどね~この1年間で何があったんだw

島田屋はまだまだ元気に営業しているそうですよ!

 

そんなこんなで21日目終了。

本州に入っても見どころ沢山で凝縮された1日でした。

 

走行距離:284km

走行ルート:

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C50カブで北海道一周 帰郷編 21日目パート1(2017年9月10日)

 

かなり遅筆なブログになってますが、決して三日坊主じゃないですよ!

ここまで見ていただいたみなさま、ありがとうございます。ぶーしーです。

 

原付カブで行く北海道ツーリングの旅。いよいよ北海道から離れて帰郷へ向けた旅となります。青森大間から、神奈川の茅ヶ崎まで3日掛けて走破していきます。

21日目のこの日は青森、大間から八甲田の酸ヶ湯十和田湖を経由して秋田県大館市まで進みます。この日はハイライトが多かったので、その前半をお届けします。

 

大間崎テントサイト → むつ矢立温泉

北海道ツーリング、21日目。

ついに北海道から離れて、本州に上陸。ここからは帰郷の旅となります。

この日は本州の端っこ、大間から南下して田沢湖近辺を目指す予定です。

 

が、、、

 

早朝5:00。テントを叩く嫌な音で起床。

外を覗くと結構な量の雨が、、、

雨雲レーダーを見ても強い雨がしばらく続く模様。

この日の行程は結構長めの予定。7時には出発したいところですが、雨は9時過ぎまで降りそうな予報。仕方がないので、雨の中テントを撤収します。

炊事棟が広くて助かりました。

同じくテントのライダーさんも撤収を始めていました。

 

雨の中、下北半島を南下します。

案の定ビチョビチョになりました。冷たい雨で体が芯まで冷えてこの度一番辛い区間になりました。

あまりに寒く、むつ市内に入ったところで限界に。調べると近くに温泉があるようなので、速攻で向かいましたw

 

 

むつ矢立温泉

むつ市の北側。恐山に向かう道中付近にある温泉です。

これが、意外にも鄙びたいい温泉でした。

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むつ矢立温泉 - むつ市旅館組合 より

 

キャンプ場とゴルフ練習場が一体となったような施設の一部のようです。

温泉の建屋は昭和感がありつつも決して汚く無く、いい感じの鄙び具合でした。

浴槽も木の浴槽でいい感じの雰囲気です。

http://mutsu-yado.com/swfu/d/r-6b.jpg

むつ矢立温泉 - むつ市旅館組合 より

温泉は43度ぐらいの結構熱め。厳選掛け流しのお湯は床に溢れて、そこに寝そべって温まるのが地元流。寝湯用にちゃんと木の枕も置いてありますw

泉質は鉄分を含むナトリウム泉。やや白色に濁りみがあります。

入浴料420円とお得な銭湯スタイルなので、備え付けシャンプー、石鹸はありません。

 

かなり熱いお湯でしたが、泉質もよく、思いがけずいい温泉に巡り会えました。

近くに寄ったらまた来たいですね。

 

 

むつ矢立温泉 → 恐山

温泉から出るとちょうど雨も上がっていました。やっと本調子で進んでい行けそうです。

さて、この津軽半島に来たらぜひ行ってみたい場所があったのです。

下北半島のほぼ真ん中に位置する『恐山』です。

高野山比叡山とともに日本三大霊場とか三大霊山などと呼ばれていて、霊が集まる場所として古くから信仰を集めていたそうです。

なんとなく、おどろおどろしい殺伐としたような雰囲気といったようなイメージがあったのですが、実際にどんな場所なのか非常に気になっていたので、寄ってみることにしました。

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菩提寺境内。かなり広い。

境内には参拝料のみで入れる温泉があります。軽く覗いてみたら先客がいたようなのでスルー。泉質はもちろん最高らしいので、また来る機会があったら入ってみたいですね。

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ここまでは普通のお寺の感じ。

ここを左手の山側に登っていくと・・・

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景色が一変。ゴツゴツとした岩場が現れました。

f:id:shibuiku:20180425232323j:plain岩場の隙間から蒸気が上がる場所もあり、まさに地獄絵図とはこのことかと思いました。「無限地獄」や「血の池地獄」など136の地獄があるそうです。

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小石を積んだ山や卒塔婆にお地蔵様が点在し、ところどころには風車が刺さり、カラカラと音を立てて回っています。

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さらに進んでゆくと、湖が見えてきます。

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先ほどの荒々しい雰囲気から一点。エメラルドグリーンの湖面に白い砂浜。

南国リゾートを思わせるこの場所は「極楽浜」と呼ばれているそう。

地獄の雰囲気からは想像できない神秘さ、神聖ななにかを感じました。

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本州の紅葉も進んでいて、鮮やかな赤、黄色が、エメラルドグリーンに映えていっそう綺麗でした。

 

怖い場所を思い浮かべた恐山でしたが、確かにおどろおどろしくも美しい、心が洗われるような不思議な気持ちになるスピリチュアルな場所でした。 

今度はタオル持参で行ってみたいです。

 

21日目パート2へ続きますー。