カブり気振れ

カブと山とカメラの日常

C50カブで北海道一周 帰郷編 21日目パート1(2017年9月10日)

 

かなり遅筆なブログになってますが、決して三日坊主じゃないですよ!

ここまで見ていただいたみなさま、ありがとうございます。ぶーしーです。

 

原付カブで行く北海道ツーリングの旅。いよいよ北海道から離れて帰郷へ向けた旅となります。青森大間から、神奈川の茅ヶ崎まで3日掛けて走破していきます。

21日目のこの日は青森、大間から八甲田の酸ヶ湯十和田湖を経由して秋田県大館市まで進みます。この日はハイライトが多かったので、その前半をお届けします。

 

大間崎テントサイト → むつ矢立温泉

北海道ツーリング、21日目。

ついに北海道から離れて、本州に上陸。ここからは帰郷の旅となります。

この日は本州の端っこ、大間から南下して田沢湖近辺を目指す予定です。

 

が、、、

 

早朝5:00。テントを叩く嫌な音で起床。

外を覗くと結構な量の雨が、、、

雨雲レーダーを見ても強い雨がしばらく続く模様。

この日の行程は結構長めの予定。7時には出発したいところですが、雨は9時過ぎまで降りそうな予報。仕方がないので、雨の中テントを撤収します。

炊事棟が広くて助かりました。

同じくテントのライダーさんも撤収を始めていました。

 

雨の中、下北半島を南下します。

案の定ビチョビチョになりました。冷たい雨で体が芯まで冷えてこの度一番辛い区間になりました。

あまりに寒く、むつ市内に入ったところで限界に。調べると近くに温泉があるようなので、速攻で向かいましたw

 

 

むつ矢立温泉

むつ市の北側。恐山に向かう道中付近にある温泉です。

これが、意外にも鄙びたいい温泉でした。

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むつ矢立温泉 - むつ市旅館組合 より

 

キャンプ場とゴルフ練習場が一体となったような施設の一部のようです。

温泉の建屋は昭和感がありつつも決して汚く無く、いい感じの鄙び具合でした。

浴槽も木の浴槽でいい感じの雰囲気です。

http://mutsu-yado.com/swfu/d/r-6b.jpg

むつ矢立温泉 - むつ市旅館組合 より

温泉は43度ぐらいの結構熱め。厳選掛け流しのお湯は床に溢れて、そこに寝そべって温まるのが地元流。寝湯用にちゃんと木の枕も置いてありますw

泉質は鉄分を含むナトリウム泉。やや白色に濁りみがあります。

入浴料420円とお得な銭湯スタイルなので、備え付けシャンプー、石鹸はありません。

 

かなり熱いお湯でしたが、泉質もよく、思いがけずいい温泉に巡り会えました。

近くに寄ったらまた来たいですね。

 

 

むつ矢立温泉 → 恐山

温泉から出るとちょうど雨も上がっていました。やっと本調子で進んでい行けそうです。

さて、この津軽半島に来たらぜひ行ってみたい場所があったのです。

下北半島のほぼ真ん中に位置する『恐山』です。

高野山比叡山とともに日本三大霊場とか三大霊山などと呼ばれていて、霊が集まる場所として古くから信仰を集めていたそうです。

なんとなく、おどろおどろしい殺伐としたような雰囲気といったようなイメージがあったのですが、実際にどんな場所なのか非常に気になっていたので、寄ってみることにしました。

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菩提寺境内。かなり広い。

境内には参拝料のみで入れる温泉があります。軽く覗いてみたら先客がいたようなのでスルー。泉質はもちろん最高らしいので、また来る機会があったら入ってみたいですね。

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ここまでは普通のお寺の感じ。

ここを左手の山側に登っていくと・・・

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景色が一変。ゴツゴツとした岩場が現れました。

f:id:shibuiku:20180425232323j:plain岩場の隙間から蒸気が上がる場所もあり、まさに地獄絵図とはこのことかと思いました。「無限地獄」や「血の池地獄」など136の地獄があるそうです。

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小石を積んだ山や卒塔婆にお地蔵様が点在し、ところどころには風車が刺さり、カラカラと音を立てて回っています。

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さらに進んでゆくと、湖が見えてきます。

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先ほどの荒々しい雰囲気から一点。エメラルドグリーンの湖面に白い砂浜。

南国リゾートを思わせるこの場所は「極楽浜」と呼ばれているそう。

地獄の雰囲気からは想像できない神秘さ、神聖ななにかを感じました。

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本州の紅葉も進んでいて、鮮やかな赤、黄色が、エメラルドグリーンに映えていっそう綺麗でした。

 

怖い場所を思い浮かべた恐山でしたが、確かにおどろおどろしくも美しい、心が洗われるような不思議な気持ちになるスピリチュアルな場所でした。 

今度はタオル持参で行ってみたいです。

 

21日目パート2へ続きますー。