C50カブで北海道一周 14日目(2017年9月1日)
初山別 みさき台公園→上平グリーンヒルウインドパーク
ウインドパーク→留萌
留萌→滝川
滝川→岩見沢 北村中央公園ふれあい広場
原付カブで北海道1周ツーリング。14日目。
この日は観光少なめ。ほとんど移動しかしてない気がする。
初山別 みさき台公園→上平グリーンヒルウインドパーク
朝、7時ごろ起床。
昨夜の宿泊者はチャリダーの学生さんが2人、3人の2組とソロのライダーさんが4組ぐらいだった模様。
8時半ごろパッキング完了。
昨夜天文台に同じタイミングで見学してた川崎ナンバーのセロー乗りさんと軽くお話しして、出発しました。
この日も晴天で、海沿いの朝のオロロンラインはギラギラして眩しかった。
初山別から先のオロロンラインはなだらかな緩いアップダウンのある丘陵のような地帯に入る。
苫前を過ぎたあたりで前方の丘に風車群が。近くに寄れるようでしたので、行ってみました。
牧場地帯の中に無数の風車が聳え立っていました。
「上平グリーンヒルウインドパーク」という発電施設だそうで、全部で39基の風車が建てられています。牧場地帯に風車が立ち並ぶ風景もまた良いですね。
ウインドパーク→留萌
黙々と走り続けて留萌まで。
ここでお昼を。
ハンバーグとザンギが美味しいローカルチェーンのお店。
ザンギステーキセットにしてみました。
928円です。
ちなみに北海道では唐揚げのことをザンギと呼んでいるんですね。色々食べてわかったことは、作り方には明確に違いは無いですが、北海道のザンギは全体的に味が濃くて、肉厚でカットして揚げているものが多かったです。北海道の方に違いを聞くと、唐揚げとザンギは違う的な反応をよくされましたが、私が見出した違いはこんな感じでしたw
留萌→滝川
お腹が満たされた後もひたすら移動です。
留萌から先は国道233号に入って、内陸へ進みます。
岩見沢に温泉が近い無料キャンプ場を見つけたので、滝川方面へ向かいます。
このあたりから車の通りが多くなってきました。無料の高速道路が平行しているおかげで大型車が少なくて助かりました。
途中、道の駅 サンフラワー北竜で休憩。
ひまわりの名所の街ですが、9月に入ると流石に咲いてる本数は少なかったかな。
滝川→岩見沢 北村中央公園ふれあい広場
滝川まで来た後は国道275号線に入ります。
このあたりから田園地帯が増えてきました。
そういえば石狩平野は国内有数の米どころでしたね。
田園地帯を眺めながらキャンプ場を目指しました。
そしてこちらが本日のキャンプ場。
またしても無料で泊まれるキャンプ場です。全面芝生で炊事場ありトイレあり。近くにコンビニや温泉もあり。ありがたやありがたや。
隣接する温泉も最高でした。
源泉かけ流し、加温なし、消毒なしの温泉です。
お湯はやや薄緑な褐色のにごり湯で露天では溢れんばかりの勢いで注がれていました。
ナトリウム塩化物強塩泉なので、舐めるとかなりしょっぱいお湯でした。
これで500円はかなりお得でしょう。
いい感じにホカって14日目終了です。
走行距離:180km
走行ルート:
C50カブで北海道一周 13日目(2017年8月31日)② 稚内→初山別
8月31日 13日目の続きです。
前編はこちら↓
白い貝殻の道→副港市場
白い道からは宗谷湾沿いの道を稚内市街に向けて走る。対岸に見える宗谷の町並みとノシャップ岬が湾越しに見えて綺麗でした。
稚内市街に入ってご飯どころ探し。
副港市場なる、海の駅に入ってみました。
気になってたロシア料理の店とスープカレーの店、ラーメン屋が全部営業時間外。なんてこったい/(^o^)\
しかし、せっかく来たので探索。
かつて日本だったころの樺太の歴史展示がありました。
意外だったのが、樺太の面積。76,400 km²で北海道(77,984 km²)より一回り小さい。かなり大きいんですね。
北緯50度線で区切られた南樺太の面積でも36,089km²。九州の面積(35,640 km²)よりも大きいんですね。7割が山だそうですが、それを差し引いてもかなり大きい領土だったことがわかります。
人口も40万にほどいたそうなので、かなりの賑わいだったんじゃないでしょうか。北方四島もそうですが、戦争で失った代償は大きいですね。
(ゝω・)< でも北方四島は返せー
樺太がもし今も日本の領土だったら、樺太一周ツーリングとかできたのでしょうか。んー妄想は尽きません。
副港市場→稚内駅
副港市場で飯処をスカってしまったので、稚内駅まで来てみました。
日本最北端の駅です。
もっとこう、北の外れにある寂れた感じの駅をイメージしてましたが、結構新しくてきれいな駅でした(失礼w)
駅構内のカフェでスープカレーを頂きました。
駅から近くにある、北防波堤ドームにも立ち寄りました。
北海道遺産にもなっているスポットですね。
海からの波しぶきを防止するためにドーム状になっていて、樺太航路の港があった時代に駅から桟橋までの通路として活躍していました。
かつてはドームの下で野宿するライダー、チャリダーで溢れていたそうですが、今は野宿禁止になってしまったそうな。
稚内駅→豊富温泉
此処からは日本海側に沿って進むオロロンラインを走っていきます。
建物も電柱も殆ど無い海沿いの一本道がひたすら続きます。
海沿いからちょっと逸れて寄り道。牛横断中ー
豊富温泉→サロベツ湿原
石油の成分が含まれる珍しい温泉があるということで寄ってみました。
「豊富温泉 ふれあいセンター」です。
お湯に油膜が出るほどとのことでどんな温泉なのか北海道上陸前から気になっていました。
油を含む温泉というと非常に体に悪そうな気がしますが、全くそんなことは無く、アトピーなどの皮膚の疾患に効く湯治場でもあるのです。
油の成分が濃い源泉が注がれている湯治用の浴場と、一般向けにマイルドなお湯に仕立てた浴場があるのですが、今回は一般向けの浴場に入りました。
脱衣所に入ると猛烈な石油臭が漂って来ます。
茶褐色のお湯の表面には確かに油が浮いてます!トロトロのお湯で、湯から上がると肌に油膜が付いてきます。匂いも強烈ですが、不快という臭いではないかな。ガソリンの臭いが好きな人なら問題ないと思いますw肌にも臭いがまとわり付くので、もったいないけど最後に石鹸で身体を洗ってから上がりました。
いやー今まで入った温泉の中で一番衝撃的な温泉でした。たしかに肌がしっとりしてるかな?貴重な体験でした。
豊富温泉→サロベツ湿原
豊富温泉からまたオロロンラインまで戻ります。
海岸までの間に、国内2番めの大きさの湿原、サロベツ原野を通ります。
サロベツ原野を見渡せる展望台が有る、幌延ビジターセンターに立ち寄ってみました。
360度パノラマで見渡す限り草原が広がってます。
これがパンケ沼かーとその場では思ってたんですが、よく見たら違いますね。左上のうっすら見える水面がパンケ沼。大きく写っている水面は長沼です。
凄いスケールだ、北海道は。この旅で完全に距離感とスケール感のキャリブレーションが狂った気がします。
サロベツ湿原→オトンルイ風力発電所
湿原からオロロンラインに出ると、さっきの展望台から見えていた風車群が近づいてきました。
こちらも北海道名物、「オトンルイ風力発電所」です。
南北3.1kmに渡って、28基の風車が一直線に並ぶ姿は、まさに圧巻です。
1基の高さは99m。んーどでかい。
晴れた日にこれてよかったスポットでした。
オトンルイ風力発電所→初山別 みさき台公園
気持ちのいい海沿いの道をかっ飛ばして、今日のキャンプ地に到着です。
受付なしで無料で泊まれるキャンプ場、みさき台公園です。
設営が完了すると夕焼けがいい感じに。
この旅一番の夕焼けでした。
日が落ちたところで、もう一つおすすめのスポットへ。
「しょさんべつ天文台」です。
入館料200円で天文台の見学ができます。
学芸員の方の解説を聞きながら65センチある反射式望遠鏡も覗くことができます。
土星の輪っか初めて見ました!月面のクレーターもくっきり。平日で空いていたので、解説もじっくり聞かせてもらいました。非常に良い体験をしました。なかなかおすすめのスポットです。
満点の星空の下で就寝ーーー
13日目おわり。
走行距離:245km
走行ルート
C50カブで北海道一周 13日目(2017年8月31日)① クッチャロ湖→稚内
浜頓別 クッチャロ湖畔キャンプ場→エサヌカ線
13日目の朝。気温は8度まで下がったようです。8月の平地でこの気温とは、さすが試される大地。
テントは朝露でびっしょり。
タオルで露を拭いて乾かしつつ、景色とコーヒーを嗜んで、出発の準備を。
ゆっくり準備して8時ごろ出発。
今日はいよいよ最北端の地、稚内を目指します。昨日とは打って変わって、絶景のスポットが続きます。
ライダーに人気のスポット エサヌカ線
電柱も建物もない草原の中に、真っ直ぐの一本道が地平線まで伸びています。
車はほとんど通りません。すれ違ったのは「わ」ナンバーの1台だけだったかな。
本当に気持ちのいい道です。
周りは牧草地帯。見えるのは真っ直ぐ地平線まで伸びる道と青い空、緑の草原のみ。
こんな景色が見えるのは日本ではここだけでしょう。
エサヌカ線→宗谷岬
猿払村を過ぎると丘陵地帯に入って行きます。
いよいよつくのかな??というワクワク感が高まってきます。
そしていよいよ…
北緯45度31分14秒。日本の最北端、宗谷岬に到達です。
原付でもここまで来れるもんなんですね。
感動も一入でした。
海の向こう側には樺太(サハリン)がくっきり見えました。
宗谷岬→宗谷丘陵
宗谷岬から坂を登って丘陵地帯の道を走ってみる。
見渡す限りなだらかな草原の丘が。
明治の頃に大きな山火事があり、一体が禿山に。以来、風が強く厳しい環境下では木がなかなか成長せず、このような風景になっているとか。
宗谷丘陵→白い貝殻の道
宗谷丘陵の先に気になる場所があるので寄ってみました。
「宗谷の白い道」とか「白い貝殻の道」などと呼ばれているスポット。
細かく砕かれたホタテの貝殻が敷き詰められています。
もともと使いみちがなくゴミにするしかなかった貝殻の残骸を、砕いて肥料にしたり、このように農道に敷き詰めて観光資源として活用するために試験的に行われているとか。
ただ場所がわかりづらく、ガイドマップにもあまり掲載されていないので、まだまだ知られていない穴場スポットです。
場所はざっくりこのあたり。宗谷丘陵からも直接行けますが、分岐が分かりにくいので、海岸の国道から宗谷郵便局を目指すと行きやすいかもです。
海と空の青色に白い道が吸い込まれていくような風景は非日常感があって爽快です。
とてもインスタ映えする風景なので、これからどんどん人気がでる場所になるでしょう。
後半へ続くー