C50カブで北海道一周 10日目(2017年8月28日)羅臼岳登山
スーパーカブで行く北海道ツーリング。
標高は1661mと2000mに満たない標高ですが、緯度が高い北海道に位置するこの羅臼岳では、アルプスの3000m級高山の気象条件に匹敵する環境になるとのこと。
羅臼岳には今日の宿泊地羅臼野営場から登る「羅臼温泉登山口」と、反対のウトロ側にある、「岩尾別温泉登山口」があります。
調べた所ウトロ側の岩尾別から登ったほうが標高差、距離共に短く、一般的なルートだということでしたので、安全策でそちらから登ることに。
キャンプ場→岩尾別温泉 木下小屋 登山口
朝5時半登山装備を整えてバイクで出発。
3回目の羅臼峠超えはややガス気味で寒かったです。
岩尾別温泉 木下小屋 登山口(230m)
6時半ごろ岩尾別温泉に到着。
登山靴に履き替えていざ出発です。
木下小屋にて登山者名簿に記入。みたところ今日は20人くらいの団体さんと、その他ソロ・ペアの登山者が10組ほど先行している模様。
平日でしたが結構登山者多いのですね。さすが世界遺産の中にある百名山です。
7:15 オホーツク展望(497m)に到着
ウトロ側の海外線が見えてきました。
弥三吉 (785m)
ここが一番水量が豊富らしいのですが、エキノコックスが怖いのでスルー
山と高原地図にも「要煮沸」とありました。
ここから急登に入ります。
銀冷水
ここは沢水です。煮沸必須です。
道中にいた小鳥ちゃん。
種別不明。こういうの詳しくなりたいね。
タカネトウウチソウかな?
シラネニンジンかな?シシウドに似てるけど北海道には生息しないらしい。ハクサンボウフウにも似てるけど葉っぱが違うからやっぱりニンジンの方かな?見分けが難しいw
樹林帯を抜けて大沢峠に。
8月上旬頃まで残雪が出るようですが、この日は完全に消えてました。
登りきると更に開けて平らな地点が。
羅臼平に到着です。
ここはキャンプ指定地にもなっているので、離れた場所にフードロッカーがありました。蓋は重く、熊に開けれないようにロックもついていました。
下から見上げる羅臼岳山頂。上部は溶岩ドーム。
ここから先はハイマツ帯が続きます。
黙々と登るともう羅臼平があんな下に。
コケモモの実
赤のコントラストがいい感じ。クリスマス感あるw
熊もこれを食べるのかな?
頂上直下に来ると岩場が。
狭い場所は有るけど難易度は高くありません。
岩場を登りきると・・・
山頂に到着!
そして良いタイミングで晴れてきました!
山頂は360度パノラマです。
前日に行った野付半島から国後島、知床連山、ウトロ漁港に斜里の町並みまでぐるりと一周綺麗に見渡せました。
帰りは黙々と下山。写真1枚も撮ってないw
14時ごろ無事下山しました。
コースタイム
6:45 木下小屋 → 7:30 オホーツク展望 → 8:00 弥三吉 → 8:50銀冷水 → 9:47羅臼平 → 10:45山頂
11:00 山頂 → 11:40羅臼平 → 12:20銀冷水 → 13:00 弥三吉 → 13:30 オホーツク展望 → 14:15 木下小屋
下山後は岩尾別温泉の露天風呂に入ろうと思ってたんですが、運営している地の涯ホテルは今年の7月に廃業していたのですね。
どおりでやってる雰囲気がなかったのか・・・露天風呂への道も封鎖されていました。誠に残念。
岩尾別温泉→ウトロ
小腹がすいたので、ご飯をば・・・ウトロ方面に向かってみます。
訪れたのがここ
ボンズホーム ドミトリー 民宿 喫茶レストラン 知床栗じゃが芋 知床紅男爵芋 知床越冬紅男爵芋
知床のジャガイモを使ったグラタンなどの料理が食べられます。
これが予想以上に美味しかった!
多分今回の旅で一番印象に残っている美味さ!
ジャガイモってこんな甘くなるんだと関心しました。
芋買って帰るかかなり悩んだw
このじゃがいもプリンも甘くて美味しいのです。
また訪ねてみたいお店です。
4回目の峠越えをしてテント場に。ウトロ側に泊まればよかったねw
本当は瀬石温泉とかに行きたかったからなんだけど実行できず、10日目は終了。
走行距離:75km
走行ルート:
C50カブで北海道一周 9日目(2017年8月27日)
北海道ツーリング 9日目!
早朝5時。いい感じの朝日が拝めました。今日もいい天気になりそう!
キャンプ場→野付半島
今日はまず朝イチで野付半島へ。
↓砂嘴についてと覚え方はこちらからw
潟湖(せきこ)砂州(さす)砂嘴(さし)陸繋島(りくけいとう)(試験に出るどうでしょう2 より)
野付半島は枯れたトド松林の跡「トドワラ」が有名ですが、先端の方まで行かないと見れないらしい。ミズナラの枯れ木、「ナラワラ」なら近くで見れるとのことなので行ってみる。
奥の森林に対比して枯れ木が立ち並ぶ姿が印象的でした。
ネイチャーセンターまでの道も真っ直ぐで両側の直ぐ側を海で挟まれる感じがとても爽快感のある道でした。
野付半島→標津サーモン科学館
鮭の展示に特化した珍しい水族館。
大水槽では世界中の鮭が泳いでいます。
鮭ってこんなに種類あったんですね。
鮭の一生から鮭漁の歴史、鮭以外にも道内の川の淡水魚の展示とか色々ありました。
展望台からは斜里岳や知床連山、国後島などがぐるりと見渡せました。
科学館→道の駅知床 らうす
サーモン科学館を出発して知床方面へ。
1時間ほどで道の駅知床・らうす に到着!
道の駅で食べたフライホッケバーガー(400円)
国後島がめちゃくちゃ近く見えます。
道の駅→知床国立公園羅臼温泉野営場
13時ごろ。キャンプ場に到着。
キャンピングカーや車中泊で長期滞在している年配方のたまり場になってました。
その長期滞在者、いわゆる主の一人に話しかけられ、明日羅臼岳を登山する旨を話したら、タバコ2箱くれたらウトロ側まで送ってくれるとかなんとか言われた。胡散臭さしか無いから断ったけど。
駐車場の雰囲気だけ異様ところでした。
キャンプ場→知床峠
今日はまだ時間があるので、テントを設営して、荷台は空荷で峠へGO!
知床峠です!
めちゃくちゃ天気よくてよかった!明日登山する予定の羅臼岳が間近に聳え立ってます。
知床峠→知床五湖
知床の原生林の中に佇む湖をめぐることが出来ます。
ただ、ヒグマの生息地に入り込むので、ネイチャーセンターでガイドさんから指導を受けないと立ち入ることが出来ません。
10分ほどの講義を受け、熊に出会ってしまったときの対処法や、そもそも熊に出会わない方法、最深の出没情報などを聞いて、いざ出発。
リス?のような小動物も何匹か見れて手軽に自然に触れられる場所でした。
木道があるので、よりお手軽に行きたい方はこっちもおすすめです。
知床五湖→キャンプ場
キャンプ場へ戻る道中。
知床横断道路はホントに動物が沢山現れますね。
狐に鹿に、黒い物体に・・・
黒い物体はホントにビビりました。カメラ出す前にいなくなったけど。
夜はキャンプ場の近くにある名湯。熊の湯に。
白濁のにごり湯です。
一緒に入っていた漁師のおっちゃん曰く、源泉に卵漬ければ温泉卵ができるとか。源泉98度ぐらい有るんだとか。
めちゃくちゃ熱いけど熱い風呂好きにはたまらないでしょう。かくいう自分も熱めが好きですwうっすら硫黄の匂いが心地よい温泉でした。
9日目おわり
走行距離:119km
走行ルート
C50カブで北海道一周 8日目(2017年8月26日)
スーパーカブで行く北海道一周ツーリング、8日目の朝。
虫刺されの痒みで目がさめる。
このキャンプ場、蚊が凄いのなんの。
蚊取り線香ぐらいじゃ歯が立たない量!
たぶん1m四方に50匹はいるんじゃないかと。
刺されないように長袖で過ごしてたけど、服の上からも刺されてるし!虫除けスプレーもハッカ油効かず、20箇所以上刺されましたw学生チャリダーさんも結構やらてる模様。痒みに耐えながら荷造り(´・ω・`)
昨日の夜に来たライダー2人組さん、そのうちの一人がハンターカブに乗られておりました。
声をかけてみるとなんと神奈川の綾瀬に住んでることが判明!
しかもTwitterのフォロワーさんでした。思わぬところで軽くローカルトークができました。
厚岸→霧多布湿原
この日はまず根室の方面を目指します。
日本百名道の太平洋シーサイドラインは絶景連続する快走路でした!
まず通ったのが霧多布湿原。
北海道の湿原というと釧路湿原が圧倒的に有名ですが、釧路のすぐ東にも国内3番目の広さの湿原があるのです。
湿原の中を突き抜けるMGロードという道があるので往復してみました。
草原の中の一直線の道はなかなかの爽快感でした。
霧多布湿原→霧多布岬
湿原を過ぎてちょっと岬の方に進むと霧多布岬があります。
この岬にもキャンプ場があって、平日でしたが結構な人数の方が泊まられていたようです。
海岸の崖の上の草原にキャンプ場があって、テント場からは絶景の海岸線を見渡せるようです。
んーこっちのキャンプ場も良さそうだったなー!次くる時は絶対に泊まろう。
霧多布岬→納沙布岬
岬から先のシーサイドラインも断崖絶壁の景勝が続きます。
そんな景色の合間に
漁村があれば昆布干しの風景が見られたり
馬が現れたり
浜辺に水鳥がいたり…
馬が湖畔に佇んでいたり…
…ってなんだ、この馬!
仕込みか!ってぐらい絵になる所にいるw
本当に変化に富んで飽きない道です。
線路を渡ろうとすると遮断機が。
一日7本ぐらいしかない列車に遭遇。
巨大風車群
景色を堪能しながらトコトコ進み・・・
納沙布岬に到着です。
実はここ2度目の到来です。なので記念写真もほどほどに、前回行けなかった目的の店に。
生の秋刀魚丼が有名な鈴木商店!
花咲蟹の味噌汁付きにしてみました。
納沙布岬→標津町
根室を離れて本日のキャンプ地に向けて進みます。
道の駅スワン44ねむろ
風蓮湖の側にある道の駅。建物内からでも景勝が望めます。
風蓮湖も一度じっくり散策してみたいスポットでしたね。
初牧草ロール
別海町に入るとまた海沿いの道に。
このあたり、集落も少なく本当に何も無い。
もくもくと走り続け本日のキャンプ場に到着。
全面芝生でしっかり管理されている様子。
休日前だからか、意外と多くのキャンパーさんがいました。
設営後買い出しと風呂へ。
かけ流しの温泉銭湯です。
温泉なのに銭湯価格で入れるとはありがたい。
熱めのお湯がいい感じでした。
セコマで買い出ししてご飯タイム。
と、なにやら動か回る物影が…
き、キツネじゃん!
こんな人里にも出てくるのね。餌付けされちゃったのかな?
数匹出没してました。
夜が更けて星がいい感じに出てきました。
静かな波音を聞きながら就寝。
8日目のおわり
走行距離:250km
走行ルート